生徒のノートを見て、気づかされることも多い。 自分ではしっかり説明しているつもりでも生徒は誤解していることがある。 説明の仕方のどこかに、構造的な欠陥があるに違いない。 板書をせずに口頭だけですませた場合や、 生徒が板書を書き取っている間に、ポイントを口頭で説明してしまったりと・・・ 最初の授業のノートを見て、おっとスカラーを誤解している・・・ 毎時間のノートの提出は、一番の授業評価だと思うのです。 |
今年度は、運動の法則、運動方程式まで扱いました。仕事とエネルギーにはふれていません。 |
波動には毎年時間をかけ過ぎてしまう ノート記録にはない製作物や演示実験や作図もあり
ノート記録だけでは授業の継続性がわかりにくいかもしれません |
ばねで波動の様子をデモした後、パタパタブックで波動を確認します。 1枚1枚色をつけたりして、作りながら波動の性質を知る。 |
パタパタブックで波動を確認した後、プリントを使用して振動が周囲に伝わることと、 波形が進むことの関係を知る。 |
前時のプリントを使用して波の基本式を確認した後、 波の独立性と重ね合わせの原理を知る。 |
デモで固定端反射を確認してから、 プリントで作図をして理解する。 |
前講に引き続き、重ね合わせの原理により作図をして、固定端定常波を理解する。 |
自由端反射は生徒にとって意外な現象のようである。 身近では、例えば露天風呂などで水波が壁にぶつかると振幅が大きくなるのを観察することができる。 |
干渉は作業を通して規則性を見つけることができる。 複雑な現象から、簡単な規則性を見つけることができるという経験ができる。 |
第7講のまとめになります。 |
光学実験1 ピンホールカメラを作って光の性質を学びます。 ピンホールカメラはギリシャ時代には、すでに存在していました。 カメラオブスキュラと言います。 |
光学実験2 凸レンズ1枚を使用してカメラを作ります。 今年度は、コピアートペーパーを利用して像を記録しました。 露光時間が長くかかりますが、撮影するとカメラだと実感できます。 校舎外へ撮影に出かけ、生徒達は大騒ぎでした。(ご迷惑をかけた方・・・申し訳ありません) |
光学実験3 作ったカメラを利用してレンズの公式を確認します。 使用した凸レンズの焦点距離も求めます。 |
光学実験4 ガラスのビーズを使用した顕微鏡を作ります。
カメラが倒立実像、こちらが正立虚像になります。
レーヴェンフックの顕微鏡と同じものです。 携帯電話のカメラ機能を使うときれいに写真も撮れます。 下のリンクから写真もご覧いただけます。 |
凹レンズの説明をして、レンズの公式のまとめです。今年度は凹レンズは扱いませんでした。 |
光学実験5 望遠鏡を作ります。今年度は残念ながら実施しませんでした。 やりたいことがあっても、時間と費用の問題があります。 |
演示実験で、ヤングの実験を行います。暗幕が古くて実験室が暗くなりません。 年度末に新しい暗幕がつきます。今までできなかったことができそうです。 特にストロボを使用した実験を計画する予定です。 |
演示実験で、回折格子による回折・干渉を見ます。 Wスリットに比較して、スリット間隔が狭くスリットの多い回折格子では 明線がはっきりし、明線の間隔が広くなることを確認します。 |
光学実験6 簡易分光器を作ります。やはり携帯電話のカメラ機能できれいに撮影できます。 |
光学実験7 三原色観察器を作ります。ここまでくると生徒のものづくりはとても上手になっています。 |
水槽に水を張り牛乳少々、空気中では線香をたき、屈折、反射、全反射を観察します。 屈折光の方が反射光より多いことも確認したい。反射するのは数%程度? |
屈折でどんなことが起こるか説明します。 |
演示で虹ビーズでできる虹を観察します。この場合は立体視をしていると考えられます。 |
2時間かけて主虹・副虹についてまとめます。 |
絶対屈折率がほぼ等しい物質の境界面で光はどう振る舞うか。光速はどのように測定されたか。 盛りだくさんの内容です。 |
音波、疎密とは圧力の高低であることの確認と、音階について学びます。 |
平均律音階についての演示と、おんさを使って音波の干渉の実験を行います。 今年度は音波の干渉実験機を購入したので、あわせて実験しました。 |
空間的に強めあったり弱めあったりする干渉と 時間的に強めあったり弱めあったりするうなりについて扱います。 |
うなりに続いて音色をプリントを利用して学習します。 |
ドップラー効果、ブザーを回して音の高低変化を確認します。 |
ドップラー効果の続き |
おんさを動かし、直接届く音と、黒板で反射してくる音のうなりをききます。 |
今年度は、コピアートペーパーを使用してみました。 紙箱カメラで、露光時間が20分から60分かかりますが 扱うだけの価値はあるのではないでしょうか。 また、音波による干渉のデモも行いました。 |
昨年度は波動(光・音)に時間をかけ過ぎて、電気は15時間だけになってしまいました。
電磁誘導などの実験も用意してあったのですが実施することができませんでした。
今年度も時間が不足しています。 もう少し計画的にと思うのですが、うまくいかないものです。 (ノート記録はありませんが、確認したところ、もう1時間ファラデーモーターを実施していました。) |